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給料インデックス

ベトナム 年収

ベトナム 年収のよくある誤解——月収ベース・グロス表記・「安い」の落とし穴

ベトナム 年収を調べるときに誤解しやすい3点を整理します。求人は月収ベースで年収は月収×13〜14ヵ月、提示額はGROSSで手取りとは別、そしてIT・管理職は「安い」とは限りません。公開調査をもとに実務で使える確認手順をまとめました。

相場の要点: ベトナムの求人は月収ベースが基本で、年収は月収×13〜14ヵ月が現地感覚。日本人現地採用の目安は職種により年収換算で約390万〜975万円程度とされ、提示額はGROSS(額面)で手取りはその8割前後になることが多いです。

「ベトナム 年収」で最初に押さえる3つの前提

ベトナムの求人票は年収ではなく月収ベースが基本です。ボーナスはテト(旧正月)前に年1回、基本給の1〜2ヵ月分が一般的で、年収は「月収×13〜14ヵ月」で見るのが現地感覚に近いとされます。日本の感覚で「月給×12」と比較すると実態を読み違えます。

誤解1:ベトナムはどこも人件費が安い

全国平均月給は約868万VND(約5.2万円、2025年Q4・GSO)ですが、ITviec調査のIT職平均は約4,370万VND(約26.2万円)と全国平均の約5倍です。産業別でも金融・銀行・保険2,560万VND、情報通信2,330万VNDに対し全産業平均は1,160万VND(2023年・企業白書)と倍以上の開きがあります。「安い前提」は職種によって崩れています。

誤解2:提示額がそのまま手取り

求人票の金額はGROSS(額面)です。強制保険の本人負担(給与の9.5%、上限あり)と個人所得税が引かれ、扶養なしの場合のNET/GROSS比率は月給2,500USDで約85%、5,000USDでは約79%まで下がります。年収・月給・手取りは必ず分けて考えてください。

誤解3:日本人なら日本水準が保証される

日本人現地採用の目安は、営業2,000〜4,000USD、ITエンジニア2,500〜4,000USD、部長クラス4,000〜5,000USD(年収換算で約390万〜975万円)です。一方、2026年1月の最低賃金は地域1で月額531万VND(約3.2万円)に引き上げられ、一般スタッフとは水準が大きく異なります。日本国内の大学卒月給約262,300円(2025年・全規模)と単純比較しても意味はありません。

実務での確認手順

  1. 月収か年収か、GROSSかNETかを求人票で確認する
  2. テトボーナス・残業代・各種手当を含めた総支給で比較する
  3. 為替前提(円建て・ドル建て・ドン建て)と改定条件を確認する

日本の給与相場と並べて検討したい場合は給与データや記事一覧もご参照ください。なお、給料インデックスに掲載している数値は公開統計の参考値であり、企業・職種・地域により実額は異なります。最新の求人条件を必ず確認してください。

よくある質問

ベトナムの求人票に年収が書かれていないのはなぜですか?

ベトナムでは求人票や給与交渉が月収ベースで進むのが一般的だからです。ボーナスはテト(旧正月)前に年1回、基本給の1〜2ヵ月分程度が相場とされ、年収は「月収×13〜14ヵ月」で見積もるのが現地の感覚に近いとされています。

提示された月給はそのまま受け取れますか?

求人票の金額は通常GROSS(額面)で、そこから強制保険の本人負担(給与の9.5%、上限あり)と個人所得税が差し引かれます。扶養家族なしの場合、手取り(NET)は額面のおよそ79〜85%になるという試算が公開されています。

ベトナムはやはり人件費が安いのでしょうか?

職種によります。全国平均月給は約868万VND(約5.2万円)ですが、IT職平均は約4,370万VND(約26.2万円)と全国平均の約5倍という調査があります。IT・AI・管理職には「安い」という前提が当てはまらないケースが増えているため、職種ごとの相場確認が必要です。