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給料インデックス

初任給

初任給と手取りの違いとは?2026年度の水準と確認ポイント

初任給は社会保険料や税金が差し引かれる前の額面です。本記事では2026年度の公開調査による初任給水準と、手取りとの違い、固定残業代や諸手当の確認ポイントを整理します。調査主体ごとに数値が異なる理由や注意点もわかりやすく解説します。

相場の要点: 初任給は額面(月給)であり手取りとは別の数字です。2026年度の公開調査では大学卒・一律で月給25万円台〜26万円台、高校卒・一律で21万円台が目安として示されていますが、調査主体・対象・定義により異なります。

初任給と「手取り」は何が違うのか

求人票や内定通知に書かれている初任給は、多くの場合、社会保険料や税金が差し引かれる前の**額面(月給)**です。実際に振り込まれる金額は、ここから健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料などの社会保険料と、所得税(および入社2年目以降は住民税)が引かれた「手取り」になります。初任給の数字をそのまま毎月の生活費に当てはめると、使えるお金を多めに見積もってしまうため注意が必要です。

2026年度の初任給水準

給与データで掲載している参考DBでは、大学卒(2025年・全規模)の月給は約262,300円、高校卒は約207,300円を目安としています。2026年度の民間調査では、産労総合研究所(集計対象294社)が大学卒一律25万880円・高校卒一律21万1814円、労務行政研究所の速報集計(東証プライム上場205社)が大学卒一律26万5708円・高校卒一律21万7981円と公表しています。

調査によって金額が違う理由

対象企業の規模・業種、調査時点、そして「初任給に何を含めるか」の定義が調査ごとに異なるためです。労務行政研究所は時間外手当・通勤手当を除いた諸手当込みの所定内賃金を基準にしています。数値を横並びで単純比較するのではなく、前提条件を確認して読みましょう。

手取りは額面の何割になるか

一般的に、社会保険料と税金を差し引いた手取りは額面の8割前後になることが多いとされます。ただし次の点で変わります。

  • 健康保険料率は都道府県によって異なる
  • 住民税の徴収は入社2年目から始まることが多い
  • 扶養家族の有無や年齢(40歳以上の介護保険料)で負担が変わる

そのため「額面○万円なら手取りは必ず○万円」と断定することはできません。あくまで目安として捉えてください。

初任給を見るときのチェックポイント

  • 表示されている金額が額面か手取りかを確認する
  • 固定残業代が含まれているか(帝国データバンク調査では基本賃金に固定残業代を含む企業は6.5%)
  • 住宅手当や通勤手当などの諸手当が含まれるか
  • 企業規模による差(産労総合研究所の大学卒一律では大企業26万5632円、中小企業24万836円)

初任給はあくまでスタート時点の水準です。入社後の昇給や賞与を含めた年収の考え方は記事一覧で整理しています。

まとめ

初任給は「額面の月給」、手取りは「実際に受け取る金額」で、両者は同じではありません。2026年度は引き上げの動きが続いていますが、調査主体や定義によって数値は変わります。給料インデックスでは、こうした公開統計の参考値を整理して掲載しています。生活設計を立てるときは、額面と手取りを分けて考えましょう。

よくある質問

初任給25万円の場合、手取りはどのくらいになりますか?

額面25万円から社会保険料と税金が差し引かれるため、手取りは額面の8割前後という一般的な目安で考えると20万円前後が一つの目安になります。ただし健康保険料率は都道府県で異なり、住民税は入社2年目から徴収されることが多く、扶養家族の有無でも変わります。正確な金額は勤務先の制度とお住まいの地域で変わるため、断定はできません。

初任給の統計はなぜ調査によって金額が違うのですか?

対象企業の規模・業種・社数、調査時点、そして「初任給に何を含めるか」という定義が調査ごとに異なるためです。たとえば労務行政研究所の速報集計は東証プライム上場205社を対象とし、時間外手当・通勤手当を除いた諸手当込みの所定内賃金を基準にしています。単純に比較・平均化はできない点に注意してください。

初任給には残業代や通勤手当は含まれますか?

調査や企業によって扱いが異なります。労務行政研究所の集計では時間外手当・通勤手当を除き、固定残業代も除いた形で集計しています。一方で基本賃金に固定残業代を含める企業もあり、帝国データバンク調査では6.5%と報告されています。求人票では額面の内訳を必ず確認しましょう。