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給料インデックス

宮大工 年収

宮大工 年収のリアル|公的統計と求人相場から見る3つの誤解

宮大工 年収を厚労省の賃金構造基本統計調査や求人相場から整理します。宮大工専用の統計はなく「大工」統計が目安になる点、独立時の売上と手取りの違い、日給制による月ごとの変動など、よくある誤解を実務目線で解説します。

相場の要点: 宮大工だけを対象にした公的統計はなく、厚労省の「大工」統計が目安で、令和6年調査の平均年収は約449万円、令和7年調査では約485万円とされています。

宮大工 年収の結論:専用統計はなく「大工」統計が目安

宮大工だけを対象にした公的統計は確認できません。厚生労働省の賃金構造基本統計調査では宮大工も「大工」として扱われます。令和6年度調査では平均年齢40.6歳・勤続10.3年で月額給与330,500円、年間賞与520,800円、平均年収は約449万円でした。

2026年3月公表の令和7年調査では、大工の月給36.0万円・年間賞与53.1万円で年収約485万円となり、前年から約8%上がっています。ただしこれも大工全体の数値であり、宮大工の実態を保証するものではありません。

誤解1:「宮大工は年収1,000万円」

独立開業して棟梁になれば高収入もあり得るとされますが、語られる1,000万円は売上の数字であることが少なくありません。一人親方は材料費や道具、保険料、税金を自己負担するため、全建総連の調査では一人親方の年収は平均約383万円と会社員平均を下回りました。上限と平均は別物です。

誤解2:初任給が低い=将来も低い

初任給は16〜17万円前後、あるいは17〜20万円程度という相場観があります。見習い期間は7年程度と長い一方、経験年数別では0年約283万円、1〜4年約332万円、5〜9年約412万円、10〜14年約498万円と伸びます。50〜54歳では631万円というデータもあり、技能評価と連動して上がる構造です。

誤解3:月給=手取りではない

宮大工の給与は日当制か固定給+日当制が中心で、月ごとに変動します。日給18,000円で月22日働けば年収約475万円ですが、雨天や現場の切れ目で月16日に落ちると約346万円まで下がります。さらに手取りは社会保険料や税金が差し引かれた後の金額で、月給の額面とは異なります。

求人票の読み方

月給の分布は下位1割が22.8万円未満、中央値32.4万円、上位1割が42.9万円以上です。月給25万円なら下位4分の1、33万円で中央値、37万円以上なら上位4分の1という読み方ができます。賞与の有無で年収は50万円以上変わるため、月給と賞与を分けて年収に直して比較しましょう。

参考として、サイト内DBでは大学卒(2025年・全規模)の月給約262,300円、高校卒約207,300円を参考水準として掲載しています。より詳しい水準は給与データで確認できます。

掲載数値は公開統計の参考値です。企業・職種・地域により実額は異なるため、最新の求人条件を必ず確認してください。関連記事は記事一覧から、サイト全体の考え方は給料インデックスでご案内しています。

よくある質問

宮大工の年収はどの統計を見ればよいですか?

宮大工だけを対象にした公的統計は確認できないため、厚生労働省の賃金構造基本統計調査における「大工」の数値が目安になります。令和6年度調査では平均年収約449万円、令和7年調査では約485万円とされています。ただし宮大工は木組みなど専門性が高く、大工全体の平均がそのまま実態に当てはまるとは限りません。

宮大工は独立すれば年収1,000万円になれますか?

高額な例が語られることはありますが、それは売上の数字であることが多く、平均値ではありません。一人親方は材料費・道具・保険料・税金を自己負担するため手取りは小さくなり、全建総連の調査では一人親方の年収は平均約383万円と会社員平均を下回るという結果もあります。上限と平均を分けて考える必要があります。

宮大工の初任給が低いのはなぜですか?

見習い期間は道具の手入れや雑用が中心で、墨付けや刻みなどの主要工程を任されないためです。初任給は16〜17万円前後、あるいは17〜20万円程度という相場観が示されており、見習い期間は7年程度といわれます。経験年数別では10〜14年で年収約498万円というデータもあり、技能の習得に伴って上がる構造です。