小児科医 年収
小児科医 年収の相場をどう読む?勤務医1,220万円・開業医3,000万円台の根拠と注意点
小児科医 年収の相場を公開統計から整理します。勤務医は平均1,220.5万円(労働政策研究・研修機構)、開業医は損益差額ベースで3,000万円前後とされ、比較軸が異なります。求人レンジや満足度、労働時間、読むときの注意点も解説します。
相場の要点: 勤務医の小児科医は平均年収1,220.5万円(2012年調査の参考値)、開業医は損益差額ベースで2,800万〜3,000万円台とされ、両者は比較軸が異なります。
小児科医 年収の相場感をつかむ
小児科医 年収を調べると、勤務医で1,000万円台、開業医で3,000万円台という数字が並び、混乱しがちです。理由はシンプルで、勤務医は「給与」、開業医は「損益差額」と、そもそも比較しているものが違うからです。ここでは公開統計と求人情報をもとに、相場の読み方を整理します。
勤務医の平均は1,220.5万円(参考値)
労働政策研究・研修機構「勤務医の就労実態と意識に関する調査」によると、小児科医の平均年収は1,220.5万円です。13診療科中9位で、1位の脳神経外科(1,480.3万円)との差は約200万円。決して低年収の診療科ではありません。ただしこの調査は2012年実施のもので、現在の水準と一致する保証はありません。参考値として扱ってください。
求人票から見える現在のレンジ
民間医局が2025年3月時点の常勤求人から算出した小児科の給与は、下限平均1,219.5万円・上限平均1,776.7万円でした。ただし求人ごとに勤務日数や手当・賞与の有無が異なるため、同一条件の平均ではありません。あくまで「提示レンジの目安」として読むのが安全です。
開業医は別の計算式
第24回医療経済実態調査では、開業医の平均年収は2,663万円、勤務医は1,461.0万円で約1.8倍の差があります。診療科別では小児科が3,068万円(月収256万円)で1位です。第22回調査では小児科開業医の損益差額2,827.3万円、医業収益8,859.9万円、経費6,032.7万円という内訳も示されています。
ここで重要なのは、開業医の金額は売上から経費を引いた差額であり、税金・社会保険料・借入返済は含まれない点です。勤務医の年収(給与)と同列に比較すると、実態を誤解します。
満足度は高いが労働時間は長い
年収への満足度(「満足」「まあ満足」の合計)は小児科51.2%で診療科別1位、全体平均は40.3%です。一方、週あたり労働時間は52時間で、医師全体平均46.6時間を上回ります。金額だけでなく働き方も含めて判断したいところです。
相場を読むときの3つの注意
1つ目は、勤務医と開業医で指標が違うこと。2つ目は、年代・地域・施設規模で実額が大きく変動すること。3つ目は、代表的な勤務医の数値が古い調査に基づくことです。
より一般的な給与水準と比較したい場合は給与データを、職種別の記事は記事一覧をご覧ください。掲載数値は公開統計の参考値であり、企業・職種・地域により実額は異なります。最新の求人条件を必ず確認してください。
よくある質問
小児科医の年収はどのくらいですか?
勤務医の場合、労働政策研究・研修機構の調査で平均年収1,220.5万円という値が示されています(2012年調査の参考値)。開業医は第24回医療経済実態調査ベースの集計で小児科が3,068万円とされますが、これは売上から経費を引いた損益差額で、手取りではありません。
小児科は他の診療科より年収が低いのですか?
勤務医の診療科別比較では13科中9位で、1位の脳神経外科(1,480.3万円)との差は約200万円です。一方、年収への満足度は51.2%と診療科別で最も高く、全体平均40.3%を上回っています。金額の順位と満足度は一致しない点に注意してください。
小児科医の年収を調べるときの注意点は?
勤務医は給与、開業医は損益差額と、比較の土台が異なります。また勤務医の代表的な数値は2012年調査に基づくため、現在の相場は求人票のレンジも合わせて確認するのが実務的です。年代・地域・施設規模でも変動するため、単一の数値で断定しないことをおすすめします。
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