日本の平均年収
日本の平均年収は487万円——年代・経験で見る差と実務での読み方
国税庁の令和7年分民間給与実態統計調査によると、日本の平均年収は487万円です。本記事では年代・経験別の水準差、男性55〜59歳のピーク、雇用形態や業種による差、額面と手取りの違い、自社や自分の年収と比べるときの注意点を実務目線で整理します。
相場の要点: 国税庁の令和7年分民間給与実態統計調査では、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円(額面)で、男性597万円・女性342万円、正社員559万円・正社員以外210万円です。
日本の平均年収は487万円、ただし母数に注意
国税庁が2026年9月29日に公表した令和7年分の民間給与実態統計調査では、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与が487万円となりました。前年より9万1000円増え、5年連続の増加で過去最高です。
ただしこの487万円の母数は、令和7年12月31日時点の給与所得者6,080万人ではなく、1年を通じて同じ勤務先で働いた5,163万人です。年の途中で入社・退職した人は含まれません。自分の年収と比べる際は、この違いを押さえておくと判断を誤りにくくなります。
男女別では男性597万円、女性342万円。雇用形態別では正社員(正職員)559万円、パート・アルバイトを含む正社員以外210万円で、その差は349万円です。
年代・経験で見ると差はどこで開くか
20代から30代は上昇幅が大きい
男性の平均給与は25〜29歳で460万円、30〜34歳で529万円、35〜39歳で598万円と、30代で大きく上がります。女性は25〜29歳383万円、30〜34歳376万円と、この年代では大きな上昇が見られません。年代別の金額は公表資料をもとにした概数なので、幅を含めて見てください。
40代から50代がピーク
男性は40〜44歳648万円、45〜49歳683万円、50〜54歳715万円、55〜59歳734万円と55〜59歳がピークで、60歳以降は下がります。女性は40〜50代を通じて370万円前後で推移します。同じ「40代」でも、性別・雇用形態・勤続年数で水準は大きく変わります。平均年齢は47.3歳、平均勤続年数は12.5年(男性14.1年、女性10.4年)です。
業種による差は年代差より大きいことも
業種別では電気・ガス・熱供給・水道業854万円が最も高く、金融業・保険業726万円、情報通信業682万円が続きます。最も低い宿泊業・飲食サービス業は276万円で、最高との差は約3.1倍です。年代を重ねても業種が変わらなければ、上がり幅には限りがある場合があります。
自分の年収と比べるときの注意点
- 公表値は額面で、税金・社会保険料を差し引く前の金額です。手取り額は示されていないため、この数字から手取りを断定できません。
- 通勤手当など非課税分は含まれず、残業手当などの課税対象手当は含まれます。
- 標本調査の推計値であり、従業員数の少ない事業所ほど誤差が大きくなります。
- 平均は分布の山とは別物です。最も人数が多いのは男性400万円超500万円以下(16.6%)、女性200万円超300万円以下(18.7%)で、平均を下回る帯に多数派がいます。
新卒の月給水準は給与データにまとめています。年収は月給×12か月+賞与で考える必要があり、月給と年収をそのまま置き換えないようにしてください。推移や職種別の情報は記事一覧から確認できます。
よくある質問
日本の平均年収487万円は手取りですか?
いいえ、額面です。給料・手当と賞与を合わせた支給総額で、所得税や社会保険料を引く前の金額です。手取り額は公表されていないため、別途計算が必要です。
平均より自分の年収が低いのは普通ですか?
珍しくありません。平均値は高額所得者に押し上げられるため、人数が最も多い年収帯とは一致しません。令和7年分では男性は400万円台、女性は200万円台が最も多い帯です。
年代別・経験別の平均給与はどこで確認できますか?
国税庁の民間給与実態統計調査の統計表で、年齢階層別・勤続年数別の数値を確認できます。公開統計の参考値は給与データでも整理しています。
よくある質問
日本の平均年収487万円は手取りですか?
いいえ、額面です。給料・手当と賞与を合わせた支給総額で、所得税や社会保険料を差し引く前の金額です。手取り額はこの調査では公表されていないため、別途計算する必要があります。
平均より自分の年収が低いのは普通ですか?
珍しくありません。平均値は高額所得者に押し上げられるため、人数が最も多い年収帯とは一致しません。令和7年分では男性は400万円超500万円以下(16.6%)、女性は200万円超300万円以下(18.7%)が最も多くなっています。
年代別・経験別の平均給与はどこで確認できますか?
国税庁の民間給与実態統計調査の統計表で、年齢階層別・勤続年数別の数値を確認できます。当サイトの[給与データ](/data)でも公開統計の参考値を整理しています。
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