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給料インデックス

給料から引かれるもの

給料から引かれるものは6つ|よくある誤解を公開データで整理

給料から引かれるものは税金2種類と社会保険料4種類の計6つです。所得税と住民税のタイミングの違い、4〜6月の平均で決まる社会保険料、年収が上がっても手取り率が下がる理由など、よくある誤解を公開統計と試算データをもとに整理し、実務で使える形で解説します。

相場の要点: 厚生労働省の毎月勤労統計調査(2026年8月分速報)では規模5人以上の現金給与総額は311,364円(前年同月比3.8%増)ですが、賞与の有無で月ごとの変動が大きく、単純に「月給の相場」とは言えません。

給料から引かれるものは6つ。まず「税金だけ」という誤解をほどく

給与明細を見て「今月は手取りが少ない」と感じたとき、それを給料そのものの減少と決めつけるのは早計です。2026年現在、給料から引かれるものは税金2種類(所得税・住民税)と社会保険料4種類(健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料・子ども・子育て支援金)の合計6つが基本です。

誤解1:所得税と住民税は同じタイミングで決まる

所得税は「今の収入」に対して前払いし、住民税は「前年の所得」に対して後払いで納める地方税です。昇給した翌年の6月に住民税が増え、手取りが減って見えるのはこのためです。

誤解2:社会保険料は毎月の給料で決まる

社会保険料は毎年4月・5月・6月の給与平均をもとに1年分が決まります。春に残業が多かった人は9月(会社によっては10月)から保険料が上がり、残業が落ち着いた秋に手取りが減ったように感じます。

誤解3:年収=手取り

年収は税金や社会保険料を引く前の金額です。独身・扶養なし・40歳未満・協会けんぽ全国平均という条件の試算では、年収300万円の手取りは約240万円(手取り率80.0%)、500万円で約387万円(同77.5%)、1,000万円で約734万円(同73.4%)と、年収が上がるほど手取り率は下がります。年収別の水準は給与データで確認できます。

誤解4:賃上げ=手取りの増加

企業の年末調整データに基づくQPIでは、収入QPIは2023年2.76%、2024年2.93%、2025年2.51%と推移する一方、可処分所得QPIは2025年に1.72%へ鈍化しました。2024年の定額減税という一時的な押し上げが終わった反動で、年収が増えても手取りの伸びを実感しにくい状況です。

誤解5:引かれる額はこのまま変わらない

社会保険料の伸びが鈍化しているのは、標準報酬月額の上限(現在65万円)に到達する人が増えているためです。ただし上限は2029年までに75万円へ段階的に引き上げられる予定で、負担の頭打ちが続くわけではありません。

毎月の給与の実額は?

厚生労働省の毎月勤労統計調査(2026年8月分速報)では、規模5人以上の現金給与総額は311,364円(前年同月比3.8%増)、所定内給与は277,861円(同3.8%増)です。ただし賞与を含む月と含まない月で大きく変動します。サイト内の参考水準では、大学卒(2025年・全規模)月給約262,300円、高校卒約207,300円です。企業・職種・地域で実額は異なるため、記事一覧や給料インデックスもあわせて確認してください。

掲載数値は公開統計の参考値です。企業・職種・地域により実額は異なりますので、最新の求人条件を必ず確認してください。

よくある質問

給料から引かれるものは何種類ありますか?

2026年現在、税金2種類(所得税・住民税)と社会保険料4種類(健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料・子ども・子育て支援金)の合計6つが基本です。所得税は今の収入への前払い、住民税は前年の所得に対する後払いという違いがあります。

6月や9月に手取りが減って見えるのはなぜですか?

6月は住民税の切り替えが始まり、前年に昇給した人は税額が上がりやすい月です。9月(会社によっては10月)は社会保険料の改定が反映される時期で、春に残業が多かった人は保険料が上がり、手取りが減って見えることがあります。給料そのものが下がったわけではありません。

年収が上がると手取り率は下がるのですか?

独身・扶養なし・40歳未満・協会けんぽ全国平均という条件の試算では、年収300万円で手取り率80.0%、500万円で77.5%、1,000万円で73.4%と、年収が上がるほど手取り率は下がる傾向があります。ただしこれは条件付きの参考値で、扶養や年齢、勤務先の保険料率によって実額は変わります。