給料が高い仕事
「給料が高い仕事」の相場をどう読む?2026年版・職種別年収の見方
「給料が高い仕事」は平均年収ランキングだけで判断すると誤解しがちです。厚労省の賃金構造基本統計調査をもとに、上位職種の金額、平均値の限界、企業規模や物価上昇率との比較、参入条件の確認までを実務目線で整理します。
相場の要点: 厚労省「令和7年賃金構造基本統計調査」をもとにした民間集計では、職種別の推計年収は航空機操縦士が約1,632万円で最も高く、全体(産業計)は約546万円、144職種の中央値は約503万円という水準です(いずれも額面ベースの推計値)。
「給料が高い仕事」の上位は資格と専門性に偏る
厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」をもとにした民間集計では、職種別の推計年収は1位が航空機操縦士で約1,632万円、2位が医師で約1,512万円、3位が「その他の経営・金融・保険専門職業従事者」で約1,135万円、4位が大学教授(高専含む)で約1,083万円、5位が歯科医師で約1,063万円でした。6位は法務従事者で約981万円、7位はシステムコンサルタント・設計者で約889万円と続きます。
ここで押さえたいのは、この金額が「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」で計算した額面の推計値だという点です。手取りではありません。また、開業医や個人事業主、役員報酬、短時間労働者は十分に反映されません。
平均値だけで判断しない
同じ統計では、全体(産業計)の年収の目安は約546万円、144職種の中央値は約503万円でした。最も低い職種はビル・建物清掃員で約297万円です。上位と下位の差は大きく、平均値は一部の高収入者に引っ張られます。歯科医師や経営・金融専門職のように働き方の幅が広い職種では、中央値や分布も見ないと実態を誤認します。
企業規模の影響も無視できません。従業員1,000人以上の企業は約649万円、100〜999人は約518万円、10〜99人は約456万円です。同じ職種でも勤務先で水準が変わります。
伸びている職種と、取り残される職種
リクルートワークス研究所の分析では、平均年収は2020年の487.3万円から2025年の545.6万円へ+12.0%となりましたが、同期の物価上昇率は+11.9%で、実質ではほとんど伸びていません。
上昇率が高いのは外勤事務従事者(+64.0%)、タクシー運転者(+50.3%)、歯科医師(+41.3%)、公認会計士・税理士(+37.5%)などです。一方、医師+7.5%、看護師+6.8%、小・中学校教員+2.4%、高等学校教員はマイナス2.4%、バス運転者+5.2%と、公的制度や予算制約の影響が大きい職種は物価上昇率を下回っています。
自分の相場に置き換える
「給料が高い仕事」を探すときは、順位より参入条件を確認しましょう。航空機操縦士なら身体基準・訓練・採用枠、医師や歯科医師なら6年制教育と国家試験、大学教授なら研究実績が必要です。また、給料インデックスの給与データで学歴別の水準(大学卒2025年・全規模で月給約262,300円など)と比較し、記事一覧で職種別の解説を確認するのが実務的です。詳しい運営方針はこのサイトについてをご覧ください。掲載数値は公開統計の参考値であり、企業・職種・地域により実額は異なります。最新の求人条件を必ず確認してください。
よくある質問
「給料が高い仕事」の1位は何ですか?
厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」をもとにした民間集計では、航空機操縦士が推計年収約1,632万円で1位、2位は医師で約1,512万円でした。ただしこれは額面ベースの平均的な推計値であり、その職種に就けば同じ年収が得られるという意味ではありません。
統計の年収と手取りはどう違いますか?
統計の年収は、きまって支給する現金給与額を12倍し年間賞与などを足した額面の推計値です。所得税・住民税や社会保険料を引く前の金額なので、手取りはこれより少なくなります。統計から手取り額を直接読み取ることはできません。
年収が伸びている職種はどれですか?
リクルートワークス研究所の分析では、2020年から2025年で外勤事務従事者+64.0%、タクシー運転者+50.3%、歯科医師+41.3%、公認会計士・税理士+37.5%などが上位です。一方、医師+7.5%、看護師+6.8%、小・中学校教員+2.4%、バス運転者+5.2%などは物価上昇率を下回っています。
関連記事
給料
給料と手取りは何が違う?最新統計で見る額面の目安と注意点
給料の額面と手取りの違いを、厚生労働省・国税庁の最新統計をもとに整理します。月給と年収、賞与込みかどうかで数字は変わります。統計の読み方、手取りを考える際の注意点、転職時に確認したいポイントを実務目線で解説します。数値は公開統計の参考値です。
一番給料が高い仕事
「一番給料が高い仕事」は何か?2026年最新の職種別年収から相場の読み方を整理
「一番給料が高い仕事」を厚労省の賃金構造基本統計調査や民間の転職調査から確認します。航空機操縦士や医師など上位職種の推計年収と、額面・平均値・母集団の違いという相場を読む際の注意点を、公開情報のみを根拠に解説します。
楽で給料が高い仕事
「楽で給料が高い仕事」はある?統計で見る年収上位職と転職の実務
「楽で給料が高い仕事」は本当にあるのか、厚生労働省・国税庁・リクルートワークス研究所の公開統計から検証します。年収上位の職種と前提条件、労働時間あたりの効率、伸びている職種を整理し、転職や給与交渉で確認すべき実務ポイントを解説します。
年収700万
「年収700万」の相場をどう読む?到達率・手取り・業種別データで整理
年収700万は給与所得者の中で上位約17%という水準です。国税庁の最新統計をもとに、男女別の到達率、手取りの目安、業種ごとの平均給与、統計を読むときの注意点を整理します。額面と手取りの違いも確認できます。
30歳 平均年収
「30歳 平均年収」の相場をどう読む?公的統計と民間調査の使い分け
30歳 平均年収は統計によって幅があります。国税庁・厚生労働省の公的統計と民間調査の数値を比較し、年収・月給・手取りの違いや企業規模・男女差、転職時の増減まで、相場の正しい読み方を実務目線で解説します。
額面30万 手取り
額面30万 手取りはいくら?年代・経験で変わる手取りの目安【2026年版】
額面30万 手取りの目安は約23〜24万円です。本記事では東京・39歳以下・扶養なしの試算や控除内訳をもとに、40歳以上の介護保険料、新卒1年目の住民税、20〜40代での位置づけなど年代・経験による差を整理します。手取り30万円に必要な額面や年収の逆算、平均給与との比較も解説します。